概要はこれです↓
「神戸市が全国で初めてタワーマンションの空き部屋に課税する検討を始めました。導入に前向きな市長は、「東京の晴海フラッグのようにはしない」と強く訴えています。」
実態としては、あるタワマン1棟で150戸のうち4割以上(62戸)が「法人名義」=住む予定のない“投資目的”の業者の購入と推定。神戸市内に建つタワーマンションでも、30階から39階までで21.2%、40階以上では33.7%が住民登録のされていない「空き部屋」だったとのこと。
でも、それいけないのかな?という気がしなくもないです。
タワマン1棟で街の盛衰が左右されるのかな?
晴海フラッグ(元オリンピック選手村の、あれです)に空室が多いのは、違う要因もあると思います。
阪神大震災からちょうど30年を迎えた神戸。あの頃も心の傷は別として街だけはあっという間に復興して、現在も街の中心部は隆盛のなかにいます。地震の爪痕は、港のモニュメントくらいしか目に付く物はない。
今回の話に先がけて、中心部の中央区付近はタワマン建設の規制が行われ、周辺部の中古物件相場は、タワマン、そうでないかを問わずうなぎのぼり。
確かにまだまだ値上がりするでしょう。キャピタルゲイン狙いで、所得税が下がるのを待つのも分かります。でも未入居で待つんですね。
もともと中央区付近のタワマン建設規制も、商業地の機能阻害や、生活インフラが追い付かなくなるのが理由なので、住人誘致したいというのは、それとは正反対の政策でしょ? まあ空室であれば住民税は入りませんが。
一番謎だなあと思うのは、タワマンに居住者が入っても、その方たちは街に対するロイヤリティがあまり高くないのでは?という点です。
タワーマンションに住んで、「わが街・ふるさと神戸」
街とのかかわり方は、少し違う気がします。