高騰傾向が続く新築マンション市場ですが、2023年3月、ついに首都圏の平均価格が1億円の大台を突破しました。これは、史上初のこと。23区にいたっては、平均価格が2億円を超えました。
併せて中古マンション価格も高騰が続いているのですが、在庫数は2022年から増加傾向に転じ、成約件数も前年比を下回ることが増えています。
市場原理では供給数が増えれば価格は下がるはずが、供給数が増えているにもかかわらず価格が一向に下がっていません。
都心・駅前・駅近・タワーなど高価格帯の物件の比率が高まっているからと考えられますが、タワーマンションについては法改正により評価額が上がり、相続税対策の対象から外れますので、今後は沈静化すると思われます。
昨年末と、この10月に固定金利の見直しが行われましたが、住宅ローンを組む方の7割は変動金利を選択されますので、長期金利の変動幅引き上げは、当面は住宅市場に影響しないと思われます。
本年も大変お世話になりました。来る2024年も変わらぬご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願い致します!