キッチンのバリアフリー化
高齢者や体の不自由な方にとってはキッチンでの作業はかなりの負担や危険を伴います。
立ったままでの作業を軽減する工夫や、水仕事、火の扱いに対する負担を少しでも軽くする、バリアフリー工事は重要だといえます。キッチンのバリアフリー化を行う際、以下の6項目については気をつけたいところです。
・レイアウト
調理台や流し台、冷蔵庫、食器棚などは安全性や使いやすさを考慮してレイアウトを決めることです。
車イスに乗ったままでも使用できるように、足下がオープンな流し台、リモコン操作で昇降する収納などの設備などを導入し、使いやすさを考慮してキッチンの設計・仕様から始めましょう。
・段差
車椅子の妨げになったり、つまづいてしまう危険があるので、キッチン内や出入り口の段差はすべて解消しましょう。
・内装
水に濡れても滑りにくい素材の選択が水回りの床には必要です。
また、足腰に負担の少ないクッション性のある素材の床材を選ぶとさらに良いでしょう。壁には、手入れがしやすく、防火性の高い素材を採用しましょう。
・調理器具・給排水設備
高齢者など体の不自由な方が安心して使用できるよう「サーモスタッド機能」や、「消し忘れ防止タイマー」などの安全装置の備わった調理器具や給排水設備を採用し、蛇口は握ってまわすタイプのものではなくレバータイプの混合水栓にするなど、水栓金具も安全で操作がしやすいものを採用しましょう。
・照明・暖房
調理などが安全に行えるよう、手元をしっかり照らす事ができるような照明を取り付けましょう。また冬季のヒートショックを防ぐために、床下暖房や足元温風機等を設置しましょう。
・安全設備
ガス漏れ検知器や火災警報器などの安全設備を設置しましょう。加えて自動消火装置やスプリンクラーの設置もあればより望ましいです。
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