高齢者補聴器購入費助成事業
加齢による難聴で意思疎通がしづらくなると、生活の質の低下やフレイル(体力や気力が低下し虚弱になっていく状態)、認知症のリスクが高まるとされており、難聴の高齢者を早期発見する仕組みづくりや補聴器の利活用に向けての取り組みを進めることは重要な課題です。
区では、令和5年7月より加齢により聴力機能が低下した高齢者に対し、補聴器の購入に要する費用のうち、35,000円を上限に助成します。
※区の助成決定前に購入した補聴器は対象外となります。
助成対象者
次の全てに該当する方
・区内に住所を有する満65歳以上の方
・住民税非課税の方、または生活保護受給者、中国残留邦人等支援給付受給者
・聴覚障害による身体障害者手帳の対象とならない方
・耳鼻咽喉科の医師から本事業の基準を満たす証明を受けた方
<基準>⑴両耳が40デシベル以上70デシベル未満(中等度難聴)と診断された方
⑵その他、助成対象者として補聴器装用の必要性が認められた方
※助成金の交付から5年経過ごとに再度申請できます。
助成内容
【助成上限額】
35,000円
※購入額が助成上限額に満たない場合は、購入費(千円未満切り捨て)が助成額となります。
【助成対象】
・両耳または左右いずれかの耳に装用する補聴器1台の本体費用(補聴器に付属する電池、充電器およびイヤモールド含む)です。
・管理医療機器として認定された製品で、言語聴覚士または認定補聴器技能者が調整し適合状態が確認された補聴器を購入した場合に限ります。
※集音器の購入費用および診察料、検査料、証明書料、送料その他の購入に係る費用は除きます。
※「認定補聴器技能者」は、(公財)テクノエイド協会が認定し、補聴器に関する正しい知識と技能を持った補聴器のエキスパートです。
助成の流れ
1.依頼
・「事前確認依頼書」を取得・記入し、区役所(高齢者地域支援課)へ提出してください。
事前確認依頼書のダウンロードはこちら(PDF : 55KB)
※事前確認依頼書は以下でも配布しています。
⑴高齢者地域支援課(区役所本庁舎3階)
⑵各ゆうゆうプラザ、シルバーセンター、地域センター、文化センター、図書館
⑶各在宅介護支援センター(地域包括支援センター)
在宅介護支援センター一覧はこちら
※「事前確認依頼書」の提出は、区役所(高齢者地域支援課)の窓口または郵送にて受付けています。
【提出先】品川区 福祉部 高齢者地域支援課 認知症サポート係(区役所本庁舎3階)
【住所】〒140-8715 品川区広町2-1-36
【開庁】月~金(祝日除く)午前8時30分~午後5時15分
【電話】03-5742-6802(直通)
※要件の事前確認ができた方へ、「医師意見書(証明書)」、「助成申請書」の用紙を送付します。
2.受診
・区が送付した「医師意見書(証明書)」の用紙を持って、耳鼻咽喉科を受診してください。
・検査の結果、医師から補聴器が必要と認められた場合、医師意見書(証明書)用紙の記入を受け、聴力図(オージオグラム・写し可)を貼付された書類を受け取ってください。
※耳鼻咽喉科を受診の結果、助成の対象とならない場合があります。
※受診に係る費用、意見書作成の費用は自己負担となりますのでご注意ください。
※区内の一部の医療機関(耳鼻咽喉科)では、一律1,000円(税別)で証明書を発行しています。
※耳鼻咽喉科であれば区内外を問わず受診可能です。
著者について