都心のマンション価格は高すぎて買えない?

投稿者:ad119rqcur.

都心のマンション価格は高すぎて買えない?

固定金利変更の影響もあり、都心のタワーマンションはようやく値下がりを始めました。

ただ、マンション価格だけを見るとバブルを超え、『マンション価格は高すぎて買えない』と思うかもしれません。実際に日本人の給与は過去30年において、ほとんど上がっていません。

国税庁のHPによると1990年(平成2年)の平均給与は425万円でしたが、2021年(令和3年)の平均給与は433万円となっています。

(出典:国税庁企画課「令和2年分民間給与実態統計調査結果について」)

また2022年6月15日付、東京新聞の「上がらない賃金「日本だけが異常」 求められる政策の検証<参院選・くらしの現在地①>」によると、1995年から2020年まで、日本の物価は1.04倍に上昇しているのに対して名目賃金は0.96倍になっています。

こういった観点からも、バブル期を超えるマンション価格は高すぎる価格で、「マンション価格は高すぎて買えない」と思う方も多いかもしれません。

しかし「住宅ローン金利」という観点からは、実際にはそうではないと考えます。

マンション価格は高すぎない|”住宅ローン金利”という観点

しかし、”住宅ローン金利”という観点から考えると、この「マンション価格は高すぎて買えない」ということが、必ずしもそうではないことがわかります。

「マンション価格「バブル超え」立役者は低金利?(2022年10月15日日本経済新聞)」によると、バブル期(1990年)と2022年の金利とマンション価格には、驚くべき違いがあります。

具体的には、金利を

  • バブル期(1990年):年率7%
  • 2022年:年率0.3%

とすると、1億円(元利均等返済/期間35年)のマンションを購入した場合、

  • バブル期の毎月の返済額は約64万円
  • 2022年の毎月の返済額は約25万円

と、毎月の返済金額が約40万円異なるという結果になります。

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