マンション売却・住みながら売る知恵

投稿者:ad119rqcur.

マンション売却・住みながら売る知恵

住みながら売るのは普通です

関東近郊の情報となりますが、不動産業者間の情報データベース「レインズ」の、2022年中にファミリー物件のマンション成約数を抽出したものがありますが、その結果、空き家と居住中で、成約数に差が認められませんでした。

中古物件の流通が盛んになってきた現在、住みながらマンションの売却できるのは、普通のことと言って良いようです。

住みながら内覧を受ける

住みながらの売却の場合の特色として、簡単に言いますと、「住んでいるところにお客様が見に来られる」ことになります。

不動産売買取引の下見のことを内見、あるいは内覧と言い、売主の方が常時この内見に対応いただく形になるのです。

不動産会社のスタッフがサポートで同行することも多いのですが、いずれにせよお住まい中の売主の方にも対応の負担が生じます。

住みながらマンション売却をするメリット

まず、売却される方のメリットですが、仮住まいを準備する必要がない場合、仮住まいの賃料が不要となるほか、引っ越しの回数が1回減るため、そのコストや手間も省けます。

また、子どもさんの転校が必要な転居の場合、転校のタイミングを伸ばすことができます。

そして、現在のお住まいが先に売却できることで、迅速にローンの残債の返済に充てられることや、新居のローンの頭金など、資金計画が立てやすくなります。

売却を先行しておこなうことで、旧居と新居のダブルローン期間ができるリスクも低減できます。

買主の方にもメリットはあり、住まわれていた方と直接話ができる点は、購入判断のうえでは有意義な点となるでしょう。

また、空き家の内見は少々ものさびしい印象を受ける場合もありますが、それがなく、具体的な生活のイメージがしやすい点も挙げられるでしょう。

住みながらマンション売却をするデメリット

逆に、買主の方には前の持ち主の方の生活感の痕跡を好まれない方、先入観のない形で物件を見たい方も一定数はおられるでしょう。

また、売主の方も日程調整や部屋の状態など、内見に対応しなくてはならない点が嫌だという方もおられると思います。

住みながらマンション売却を成功させるコツは?

お部屋の対応
前述の生活感はなるべく軽減した方が良いので、まず不要なものや家具を整理して減らすことをおこなっておきましょう。

成約して引き渡しまでには転居が決まっており、早めに準備をするつもりで、思い切った断捨離をおこなうのも良いでしょう。

臭いの強いものは置かないようにし、清掃などによってなるべく臭いを落とすこともおすすめします。

内覧の対応
不動産会社のスタッフが同行する際は大抵持参しますが、内覧の方用にスリッパの用意をしてあげてください。

お迎えする前に、窓を開けて換気をしておくことをおすすめします。

来られた方とは気負った長話や、「買ってください!」的な営業トークは必要ありませんが、気に入っている点や、近隣の情報をお話し、質問に答えてあげましょう。

マンションの場合は共有部分の施設の利用、管理組合の規定で特徴的なものや、自治会を通した近所付き合いの状況なども、購入希望の方に有益な情報となります。

ハウスクリーニング
ハウスクリーニングはプロの清掃業者に屋内の清掃を依頼することで、予算は屋内全体・3DKで5万円から7万円程度です。

住みながらでも依頼ができ、普通の清掃で困難な汚れ落としが可能で、ご自分でされた場合とは異次元の仕上がりです。

ホームステージング
ホームステージングは、家具や小物を配置して、物件にイメージアップをはかる方法です。

予算は様々ですが、家全体を手がけなくとも、たとえばリビングの見晴らしを強調するソファーを置く、簡単なテレワークスペースを設けるなどでも効果はあります。

ホームインスペクション
ホームインスペクションは、住まいの隠れた不具合を専門の検査員が調査して問題ないことを証明し、後日それでも問題が見つかった際の保険に加入できる制度です。

ホームインスペクションの費用は5万円から6万円程度で、購入希望の方の安心感を高めます。

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