そういえば人出と書いて、以前総理が「繁華街の人流(じんりゅう)」という表現をしているのをテレビで見て、気味悪さを感じてのを思い出しました。人流?普通に人出って言えばいいのに。
不必要に難解な言葉遣いは、なにか胡麻化したり丸め込もうとしているように聞こえてしまいがちですね。
さて、子どもは夏休みに入りましたが、下図はコロナ禍からの、銀座の人出の数の変遷です。
絶対的な減少は銀座の場合、インバウンド需要の減少そのものなのでしょう。
この曲線は、主要ターミナル駅どこも大体同じで、品川駅のような観光要素の少ない場所は、もともとの人出が銀座と同じくらいだったけれど銀座よりも4万人ほど人出の戻りが少ないという結果になっています。
そしてご覧のように、緊急事態宣言は1回目以降は、ほぼ効果をなしていません。
休業補償も給付金もない緊急事態宣言の中で、各自生き残りを賭けた必死の努力が行われる中、オリンピックはOKで、ロックインジャパンはなぜダメ?という論調も起こりました。
ただ、ロックインジャパンは中止させられたのではなく、自ら中止しました。
もの凄い損害だそうですが、この中止はすこしだけ、主催者の静かな抵抗のようにも思えます。