世界アルツハイマーデー・世界アルツハイマー月間
1994年「国際アルツハイマー病協会」(ADI)と、世界保健機構(WHO)が共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と宣言し、この日を中心に認知症の啓発を実施しています。
また、9月を「世界アルツハイマー月間」と制定し、アルツハイマー病等に関する認識を高め、世界の患者と家族に援助と希望をもたらす事を目的として、世界中で認知症への理解を呼びかける様々な取り組みが行われています。
住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために
認知症は誰でもなりうる病気です。2025年には、65歳以上の5人に1人は認知症になるといわれています。
厚生労働省が令和元年6月に公表した「認知症施策推進大綱」では、認知症に対し、「誰もがなりうるもの」「発症を遅らせ、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指す」とし、認知症の人や家族の視点を重視しながら、共生と予防を車の両輪として実施していくとしています。
共生とは、認知症の人が尊厳と希望を持って認知症とともに生きる、または、認知症があってもなくても同じ社会で共に生きるというという意味が込められています。
予防とは「認知症になるのを遅らせる」「認知症になっても進行を穏やかにする」という意味を指しています。
認知症に関する正しい知識を得ることで、認知症に対する不安を軽減することができます。
認知症の人が、認知症とともによりよく生きていくことができる社会を作るためには、周囲の人の理解と、温かな見守りや支援が大切になってきます。
アルツハイマー月間での江東区の取り組み
認知症の人にも人情の熱いまち、江東
江東区では9月のアルツハイマー月間に、さまざまな普及啓発活動の取り組みを行っています。
取り組みに関しては下記をご参照ください。
認知症に関する情報のパネル展示
江東区立各図書館10箇所および江東区役所2階で認知症に関するパネル展示を行います。
*展示期間は実施場所によって異なりますのでお問い合わせください。
(写真は2021年開催の様子です)
江東区役所2階
アルツハイマー月間記念講演会
認知症に関する専門分野で活躍されている講師をお迎えし、講演会を開催します。
第1弾『人生100年時代~認知症を恐れない!早期発見・早期対応で自分らしく。』
世界一の長寿大国日本。2025年には、100歳以上の高齢者は15万人を超え、65歳以上の人は3,657万人と予測されています。一方で、65歳以上の5人に1人は認知症を発症すると言われており、今や認知症は誰しもがなりうる病気となっています。
講演では、認知症に関する講話だけでなく、認知症の方やご家族の支援を行っている専門職によるトークセッションで、認知症に関する今を知ることができます。
認知症の早期発見・早期対応のポイントと、認知症になっても希望をもって、自分らしく生きるヒントを聞いてみませんか。
開催日程等その他詳細は、下記リンク先の『人生100年時代~認知症を恐れない!早期発見・早期対応で自分らしく。』よりご確認ください。
第2弾『安心して認知症になれる地域に向けて~「認知症のある方が生きている世界」をてがかりに~』
認知症のある方が生きている世界に関心を寄せること、安心して認知症になれる社会をつくることは、あなたやご家族の未来にもつながっています。
認知症になっても自分らしく希望をもって地域で生活するために、今のうちから「自分自身の未来」として、認知症とともによりよく生きる今と未来を考えてみませんか。
※本講演は、医師による病気の説明および治療に関する講演ではありません。
開催日程等その他詳細は、下記リンク先の『安心して認知症になれる地域に向けて~「認知症のある方が生きている世界」をてがかりに~』よりご確認ください。
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