司法書士とは、不動産や会社の登記や供託を行う専門家です。
司法書士は、司法書士試験に合格した人、または裁判所事務官などの法務専門職に10年以上勤務した人で、司法書士名簿に登録された有資格者です。
不動産登記においては、土地や家屋の所有権移転登記など、権利にかかわる「甲区」「乙区」の登記申請を行います(所在地などの「表題部」は土地家屋調査士が行います)。
また、会社設立の際の法人登記や役員変更などの商業登記なども司法書士が手続きを代行します。
そのほか、簡易裁判所で審理される140万円以下の事件について、弁護士同様に、訴訟手続の代理や相手方との交渉や調停を行います。
他人の依頼を受けて、報酬を得て、不動産の登記を行うことができるのは、
表示に関する登記は、土地家屋調査士
表示に関する登記以外は、司法書士
ですが、表示に関する登記は、土地家屋調査士、表示に関する登記以外は、司法書士、司法書士、土地家屋調査士に依頼しなければならないという法律はありません。
そして、もう1つの重要なポイントは、『業』です。
業であれば、司法書士や土地家屋調査士でなければなりませんが、業でなければ、誰でも、他人からの依頼を受けて登記の手続きができます。
ですから、家族や、友人、知人が、報酬を得ずに、登記の手続きを行うことが可能なのです。
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