日別アーカイブ 2023年1月6日

投稿者:ad119rqcur.

不動産売却前の必要書類は?

1件の不動産売却がスタートするまでには、多数のの書類を探したり作成したりして準備をします。

代表的なものについて、「なぜ必要か」などがわかると、売却へのご理解が進むかと思います。

物件の参考資料

購入当時の販売図面、パンフレット、契約書や重要事項説明があれば、大事な事柄が網羅されて書かれていますので、資料としてとても有効です。

マンションの場合の管理規約、使用細則、維持費の関連書類は、ペット可、駐車場の状況などの販売条件が確認でき、査定の段階から資料として必要となります。

このほか、建物の品質を証明する資料として、建築確認済証、検査済証、インスペクション、住宅性能評価書などがあります。

建築確認済証と検査済証は、建築基準法にかなっているかを新築当時にチェックした証明です。

ここまでの書類は、ご自宅にあるものを探していただく形のものです。

インスペクションと住宅性能評価書は、土地や建物について見えない形の不具合がないかや、住宅の構造、耐火、省エネ性能などの検査をおこなうものです。

インスペクションと住宅性能評価書は、販売時に有利な材料となるため、専門機関や技術者に調査や評価依頼をおこなうものです。

インスペクションは5万円ほど、住宅性能評価は10万円ほどの費用を要します。

住宅ローンの償還表

住宅ローンの償還表を必要とする目的は、住宅ローンの残債がどのくらいかを把握する目安です。

償還表の残債は正確に言えば、その時点での一括返済額とは異なるため、あくまで目安ではありますが、査定額から概算の売却益を算出し、ローンの残債と比較をします。

売却益からローンを返しきるかによって、金融機関の抵当権を抹消するための方法を検討する必要が出てきますので、査定とあわせてこの辺りも意識して進める必要があります。

住宅ローンの償還表は年に2回ほど、金融機関から自宅に郵送されてきますので、その直近のものをご用意ください。

登記済証または登記識別情報通知

こちらは不動産会社と売却のための媒介契約締結の際の確認です。

いわゆる昔から不動産の権利書といわれるもので、2005年以降は登記識別情報通知という形の書類となっています。

その不動産が間違いなく登記されていて、それが誰のものなのかを証する書類で、ご自宅で大切に保管されているものですので、それを拝見します。

売却される物件に関する権利関係については、別途登記簿謄本によって確認をいたします。

このほか不動産売却の契約締結時と、引き渡し時に必要な書類については、改めてご紹介しますが、さしあたり下図もご参照ください。