まもなく夏休みが終わろうとしています。と申しますか、お子さんのいる家庭では周知の事実ですが、今年の夏休みは各自治体の裁量で決められているため、期間がバラバラで、お盆前後の1週間のみという学校もたくさんあったかと思います。
学校の勉強の遅れなどより大事な学びの時間を、「春の補填」で失うのはいかにも痛いですが、かといって世の中を挙げて進んでいるコロナ禍という事態に、竿を刺しても無意味です。
では、毎年行われている子供向けのイベントが片っ端から中止の今夏、どのように過ごすのがよかったか。
庭バーベキュー、ベランダキャンプなどの声はよく聞きました。今年ほどビニールプールが外干ししてあった年もないでしょう。
車で海山川へ、というのも多かったです。例年に比べ人もまばらで、2重の意味でよかった。Go Toとやらで、宿泊もがっつり3割5分引きとなりました。
こういう行動が正しかったかは、よくわかりません。
ただ、瀕死の観光産業救済も大事かもしれませんが、世論としてこの非常事態の夏休み下で、子どもたちの体験や情操を担保しようという声があまりなかったのは、残念なことです。
各家庭で必死の工夫が展開されていたに違いないからです。
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