人生やけの通り魔

このところ、新聞の社会面的なニュースがテレビやネットのニュースをにぎわせる比率が高くなっています。

殺人や通り魔など、「人生詰んだ」と思い込んで犯してしまう事件が多いように見えます。

これらに何を感じるか？

順当には、「短絡的で身勝手。一人で死ねばいい。犠牲になった人がかわいそう。」などの感情でしょう。

犯罪に道理などはありません。したがって罪を犯す人が悪いには違いないが、犯人をそのようにしてしまった背景などは、あまり触れられることはありません。

歴史に残る凶悪犯罪でもない限り、犯罪者のプロファイリングや社会的背景が公になることはあまりないでしょう。

短気・がまんが足りない・モラルが低いだけでなく、まじめで言いたいことが言えない、今までひどい仕打ちを受けてきたなど、情状に与する何かがあることも。

明るい社会というと聞こえが良すぎるかも知れませんが、何かふさいでいる人、詰んでいる様子のある人にはとりあえず声をかけてみるというのが、安心して暮らせる下地となるような気もするのです。