実家の憂鬱
この4月から相続登記が義務化され、3年以内に登記上の名義を変更しないと、場合によっては罰金の10万円が科されることになりました。
実家は何十年も住んでいなくても、どことなく未練や、手を付けたくない気持ちが抜けず、つい放置しがちです。兄弟など相続人の間で合理的な話し合いをするのも、面倒な感情が先に立つものです。
相続人の間の取り決めで一番やってはいけないと言われるのが、実家の共有名義化です。
誰も本気で手を付ける気持ちがないのに、問題を先延ばしにしている間に建物は老朽化し、いざどうにかしようとすると揉める元になるからなのですが、「じゃあどうすればいいの?」という話ですよね。
話し合いの上で、誰かが一人で引き継いでほかの相続人に代償のお金を払うか、売却して代金を分けるか、この2つがもっとも現実的な出口と言われています。
実家の片づけを体験した方はお分かりかと思いますが、それは面倒・・・であるかわりに、終われば非常に気持ちがすっきりします。
相続したからそのままにしていたことが、実は相続人にとってのストレスだったことも実感できます。
想い出は意外に、場所には宿っていないのかもしれません。写真とかそういったものを残しておけば、気持ちはすぐにあの頃に戻れる気がします。
それにしても、昭和は遠くなりました。
世の中の変わり方の激しさが、それを加速しているのではないかと・・・。
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