日別アーカイブ 2021年7月13日

投稿者:ad119rqcur.

オリンピックの主権

東京オリンピック。これだけ中止要望の声や政府の対応が噴出していますが、声を上げて具体的な活動をする人は、ごく一部ですね。

政府としては2兆円を超え天井知らずの赤字を少しでも減らすために、「開催以外の選択肢なし」と考えているとしか思えない。

ましてIOCの非情を非難する人が多いですが、相手の立場に立って考えれば、「中止は日本の問題。40億ドル(約4400億円)の放映権料を棒に振ることを考えれば、こっちの立場で中止の提案はあり得ない。延期?来年だってどうなるか分からない。めんどくせえからやっちまえよ。」となるのが当然だと思うのです。

それに対して、延期含めた、毅然とした最善策の提案をすることができない日本の対応、じゃないでしょうか。これを書いている自分自身含めて、日本人の「わかってくれるだろう」的島国根性は、海外から見たらヤバいんでしょうね。

北京冬季と重なろうが、多少持ち出しが増えようが、来年への延期は可能だったでしょう。それだけの政治力を発揮できる人が日本に誰もいなかった。コロナ以前の問題に思えたならないのです。

それでも始まってしまえば、感動のドラマがわだかまりをうやむやにする。

そんなふうに考える人が多数いても、それもおかしくはないです。