マンション管理士資格と世相

マンション管理士という資格があります。仕事としてはマンションの管理組合のアドバイザーという形で、管理組合の運営をサポートしていくものです。

このマンション管理士資格、実はここのところ毎年受験者が減っています。

宅建士のように独占業務もなく、試験は合格率8%前後と結構難しくて専門分野が広く、具体的な働き口が簡単に見つからない、交渉力・人をまとめ、動かす力が求められるがゆえ、若い人には敬遠され、中高年は暗記が苦手で試験に受からない・・・などの理由によるものです。

ところが、その一方でこのマンション管理士の「ニーズ」は、加速度的に増加しています。

建物の老朽化、住まう方の高齢化に伴い、管理会社のいいなりだけでなく、うまく居住者の方の意見をまとめて、無駄な出費のない修繕計画の策定をし、場合によっては建て替えるなど、資産価値を下げない営みをしてゆかねばならない物件が激増しているのです。

築30年を迎え老朽化対策が必要となるマンションは、10年後には約316万戸。平成27年時点と比べ、その数は約2倍です。さらにこの数字は今後どんどん増えてゆきます。

マンション管理士の収入の原資は管理組合=居住者の方のお財布からです。

何十年も住み続けて、よく意図も理解できないままに新しい出費をしようという方なんて、そんなにいないに決まっていますね。しかしこのまま行くと、限界集落のようなマンションの山となるのは目に見えているのです。

行政レベルで、派遣モデル事業など行われているのようですが、さらに具体的にマンション管理士設置について何らか手を打つなど考える時期に来ていそうです。

中にはもちろん、築50年超でほとんど後期高齢者の方なのに、この重要性に気づかれて、きちんとした運営をされているマンションも存在します。そういう物件の中古は大変お買い得とも言えます。

とくに中古のマンションの購入をお考えの方は、気になる点などぜひ当社にご相談ください。

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