年別アーカイブ 2019年1月4日

投稿者:ad119rqcur.

家選びの基本

こんにちは。秋にやりましたこのテーマを再度。冬休みのおさらいです。

一戸建て派ですか?マンション派ですか?

住まいは生活する場であることが前提ですが、住み心地の快適さがあってこその住まいです。そこで自分と家族のライフスタイルには一戸建てがよいのかマンションがよいのか悩むところです。一戸建てとマンションは大きく分けて次のような特徴が考えられます。

一戸建て派 マンション派 評価基準
採光 周囲の状況による。マンションの方が影響されにくい。
通風 × 開口部が取れる。
空間・間取りの自由度 × 一戸建ては玄関や階段の位置を自由に決められる。
キッチンスタイルの自由度 × マンションは水廻りの位置が限られる。
収納率 × 一般に一戸建ては6~7%、マンションは3~4%。
耐久性 一戸建ては選ぶ工法や仕上げによって変わるがマンションは鉄筋コンクリート造。
耐火性 マンションの方が耐火性は高く、かつ開口部が少ないため、死角ができにくく安全性は高い。
防犯性 ×
バリアフリー × マンションはワンフロアでの生活。
上下階の音 × マンションは上階にどんな家族が住むかわからない。
プライバシー × マンションは覗かれる心配は少ない。

○:優れている △:普通 ×:劣る

以上の項目事項を目安に家族が重要視する事柄と合わせて、予算を立て、家づくり計画をしていくとよいでしょう。

一戸建て派の方は、注文住宅ですか?分譲住宅ですか?

注文住宅の場合はまず始めに土地を持っていなければなりません。したがって建て替え、更地を購入、あるいは古家付き土地を購入し古家を解体し建てることになります。

注文住宅は自由度の高い家ができ、家族の夢をかたちにすることができます。一方分譲住宅はあらかじめ建築条件付きで土地を販売していることが多く、基本プランがあります。

多少のプランの自由は可能でも、施工会社の選択ができません。さらに建売住宅もあります。建売住宅は完成しているので実際の建物をみて購入しますが、変更はできません。

注文住宅をつくるならどこに頼むか。ハウスメーカー?工務店?設計事務所?

それぞれに特徴があります。依頼先の長所、短所を比較し決めるのがよいでしょう。

■依頼先別比較表

ハウスメーカー 工務店 設計士(設計事務所)
特徴
  • モデルハウスの見学ができる。
  • 資料が豊富にある。
  • 工業化されたものが多いので仕上げにバラつきが少ない。
  • 商品イメージがはっきりしている。
  • 信頼関係ができると家族的な付き合いができる。
  • アフターメンテナンスがよい。
  • 地域に密着している安心感がある。
  • 個性的な家ができる。
  • 設計のみならず、監理までするので安心感がある。
  • 施主と工務店の間に入って行司役を務めてくれる。
価格
  • 見積りの仕方は各社でバラバラ。
  • 広告宣伝費をかけているので価格は高め。
  • 価格にばらつきが見られることが多い。
  • 内訳書が大雑把。
  • 諸経費、別途工事費の確認が必要。
  • 設計料がかかる。
  • 工事見積書の内容は細かくチェックしてくれる。
  • 安い輸入品などをインターネットで一緒に検討してくれる。
注意点
  • 営業担当者が話を聞き設計士に伝えるので、上手く伝わらないことがある。
  • 企画型プランには強いが、オリジナルプランには弱い。
  • なあなあになりがちなのできちんと契約書を作成する。
  • 追加、変更など議事録を作成し、後々のトラブルを防ぐ。
  • 相性が合わないと途中でトラブルになる。
  • 個性のある設計士が多いので初めに考え方を聞いた上で決める。
  • コストバランスに欠けるところがある。
投稿者:ad119rqcur.

謹賀新年・住宅購入の夢

あけましておめでとうございます。旧年中は沢山のお客様にご愛顧を賜りまして、感謝に堪えません。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!

さて、今年こそは家を買おう!とお考えの方は、元旦の心境もひとしおかと思います。そんな方のために、マイホームの夢を育てる間取り検討記事をお送りします。各場所について知識確認をされたうえで、ご自分の志向を確認・検討いただけます。

1.玄関
玄関内の靴で入る部分は「タタキ」。タタキと室内への上がり口との間に取り付けられる横木や化粧財を「上がり框(かまち)」と呼びます
2.玄関収納
靴や傘などを収納するスペース。SB(シューズボックス)、SC(シューズ・クローゼット)と表記する場合もあります
3.折り戸
開いた時に、複数の扉が折りたためるようになった扉。通常のドアより開ける時のスペースが少なくてすみ、出し入れできる幅も大きくなるので収納扉としても便利
4.ドア
開き方(内開きか外開きか、右開きか左開きか)も確認。開閉した時にドア同士、他の部屋から出てきた人などとぶつかることのないように注意を
5.窓
バルコニー側などに設置されるような床面から立ち上がる大きな窓(掃き出し窓)、腰の高さくらいから立ち上がる窓(腰高窓)、上下に開く窓など、たくさんの種類があります
6.壁
壁をなるべく少なくすると開放感は生まれますが、家具等を置く場所が限られて困ることも
7.階段
UP+矢印で階段を上がる方向、DN+矢印で階段を下げる方向を示しています。また、次の階までまっすぐに進む階段か、途中でいったん方向転換する「中折れ階段」かも表記。この場合は、階段の途中で右に折れていくスタイル
8.引き戸
左右に引いて開閉する扉。この表記は開けた時、壁側に扉が引きこまれるという意味。ここに扉があることで、キッチンから洗濯機置き場や浴室、玄関に行き来しやすくなっています
9.階段下収納
階段の下にできる空きスペースを活用して設けた収納。この場合の破線は、上が階段の傾斜に沿って勾配になっていることを表しています
10.テラス
主に1階に設けられます。正確には屋根や手すりのある、なしなどで、「バルコニー」「ベランダ」などと区別されますが、一般的にはいろいろな使い方をしています
11.洗濯機置場
置く予定の洗濯機に合ったスペースを確保すること
12.浴室
浴槽がどの向きで配置されるか、洗い場の広さは適切かをチェック
13.トイレ
温水洗浄や脱臭機能などがついた便器か、手洗い器一体型かなども確認。将来を考えて、車椅子の出入りできる広さを確保することも一考を
14.冷蔵庫置き場
料理をしながらさっと出し入れできる位置に。冷蔵庫扉の開閉の向きにも注意
15.床下収納
床下を利用した収納。和室の畳下に設ける「畳下収納」もあります
16.シンク
シンクの形や位置、水栓の位置も大切です
17.下がり壁
天井面から下がっている壁があることを表します
18.LDK16畳
リビング、ダイニング、キッチンがあわせて16畳の広さということ
19.梁(現し/あらわし)
室内の天井に梁(はり)を見せているということ。構造上の梁を見せることもあれば、インテリアのアクセントとして「飾り梁」をつけることもあります
20.ウッドデッキ
木製のデッキスペース。リビングの窓外などに設ければ、室内がより広く感じられる効果があります

間取りを考える手順 「この空間で何をするのか」を常に考えながらプランづくりを

 

STEP1 空間を大まかな「ゾーン」で分ける
建てられる家の広さ・階数に合わせ、「家族が集うゾーン」「浴室などの水廻りゾーン」「寝室などのプライベートゾーン」など、空間をゾーン別に大まかに分ける
STEP2 部屋の位置を細かくレイアウト
大まかなゾーニングから、各部屋を細かく配置してみます。朝起きてから夜寝るまで、家族の動きをシミュレーションしながら、暮らしやすいレイアウトに
STEP3 将来のことも想像してみる
将来、子供が独立して夫婦だけの生活になったとき、両親との同居をするかも、といった将来の生活の変化も考えてみましょう。間取り変更がしやすいか、車椅子が通れるかなどもポイントです
STEP4 収納スペースを考える
どこに何をしまうかを想定しながら収納スペースをつくります。「いっぱいしまえる」だけではなく、「必要に応じて出し入れしやすい」ことも大切。家具や家電の配置も一緒に考えるとスムーズです
STEP5 窓やドアの位置、大きさ、種類を考える
扉はドアか引き戸か、ドアなら内開きか外開きか、開く方向を考えます。窓は空間の用途に合わせて大きさや形、設置場所を考えて。外からの視線や、防犯、概観デザイン上のバランスにも配慮しましょう